『日本人がつくる世界史』 のご紹介
日下公人先生と宮脇淳子先生の対談です。
日本人であることにホッとするような、脱線しまくりの楽しいお話しです。
この脱線は、私達の先入観や固定観念をゆっくり融かしてくれる貴重なお話です。
日本人が世界史を書くとしたら、何に気をつけ、どう書くべきかをテーマに、
両先生の幅広い見識や人生経験を、縦横無尽に紹介されています。
あの話は、どの回の話だったろう?と思い出す為の目次にしたくて、作ってみました。
私なりの解釈ですので、実際に視聴されると、多少印象が違うかもしれませんが、
参考になればと、ここに掲載します。
反日宣伝に心を痛めている方々には、きっと励ましになるでしょう。
私も、お二人の対談から、沢山教えてもらいました。お勧めです。
第12回まで順次掲載していきます。
なお、この対談は、2015年6月に中経出版から本としても出版されました。
240ページに順序良く整理されているようです。(定価1300円+税)
参考⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4046012366/
立ち読み用ビューワ⇒ http://epub-tw.com/viewer/25622/ (目次ほか一部を表示)
最後に、私の感想を書きました。
「混迷する世界を照らす、日本の光」⇒ ジャンプ
「他国がうらやむ光の源」⇒ ジャンプ (最新)
●日本人がつくる世界史・1回−1 http://youtu.be/bGuJJWRNZ4w
先入観に囚われない俯瞰力を使うと、目の付けどころが分かり、企業の傾き具合すら見える。
岡田英弘著作集の紹介、日本人の歴史への関心の高まり。
世界は、モンゴル帝国の建設で東西が結びつき、世界史が始まった。*
日本人にとっての世界史の思い込みを覆す話し。世界と言うとき、日本を除外する矛盾。*
日本の自己否定感に対して、自信を持つように勧めるお話し。
既存の世界史は、ヘロドトスと司馬遷の世界観にさかのぼる。
日本は、今、世界中から愛されている。どうして、こうなったか?日本の道徳に由来する。*
日本は、300年も1000年も遡っても、元々良い国だった。この歴史観から出発すべき。*
- - - - - - - - (上記「*」印4行、2016年1月10日修正)
●日本人がつくる世界史・1回−2 http://youtu.be/CgtoYEPrGTk
朝鮮半島は、石器時代に、無人になったことがある。
白人は略奪主義だった時代がある。
キリスト教は、略奪の旨味を知り、これを正当化して異教徒に対し排他的になっていた。*
軍国主義になって、自国を正当化する歴史を書き、他国に押し付けるようになっていた。*
日本人がつくる世界史は、各宗教の過去も、対等にしっかり書いて欲しい。*
大学院には研究熱心なオタク研究者が多い。*
日本人の視点からの世界史を書いてくれることを期待する。
今の日本人はすぐ凹む傾向がある、WGIPの影響か?
GHQは図書館の本を2500冊集めて燃やしたが、日本人の読書水準を知らなかったのかも。
とは言え、WGIPのせいにばかりしているのは異様。
左翼という特殊日本人がどうしてできたか?敗戦利得者・高度成長利得者という特殊事情。
明治の頃、後継者を実力主義で育てた事に比べ、今は情けない。
- - - - - - - - - - -(「*」印4行、2015年12月23日修正)
●日本人がつくる世界史・1回−3 http://youtu.be/vfs1jeufHrY
学問は永遠だけど、人間には時間に限りがある。これを忘れてしまうのが学問の醍醐味。
アメリカ式に、時間の制限を始めたので、最近は失業している学者が増えてきた。
不要な学問かどうかは、100年経ってみないと判らない。モンゴル語科の例など。
古い日本には、公爵・伯爵・男爵だの馬鹿な男の子や女の子が一杯いた。自分も嫌い。
マッカーサーでなくても、戦後改革は、大方したはず。例えば、農地改革、男女同権。
戦前の民法は、やたら男が偉いと決めたが、それは政権を取ったのが下級武士だったから。
実情が分かっていなくて、やたら教条主義的に判断する秀才が、日本を悪くする。
アベノミックス第4の矢は人事革命。(順送り人事に囚われない)理屈で正面から喧嘩しない。
縄文時代までさかのぼって考察すると、男はどんどん死んでいた、女が集落を守っていた。
昔、田舎では妻問婚。相手が何人いようが、子が出来たとき女が結婚相手を指名した。
●日本人がつくる世界史・1回−4 http://youtu.be/0hKdwO9bF5c
日本の学問は、徒弟制度。縦割の縄張り争いが激しく交流がない。
歴史の観方には4つある。
@無限大の発展。そんなの聞いたら、日本人は「嘘つけ」と思う。
A繰り返す波。日本人は平家物語を思い浮かべる。
B世の中は段々悪くなる。末世思想。
C最後の審判。それまでは、なるべく悪いことしない。
歴史を書くと言うのは、解釈して、こう思うという筋道を書くことで、マンガと同じ。
ぱっと目に入るピクチャがあり、キャラクターがあり、ストーリーが出てくる。
日本は、幸いに言葉が二千年も続いているから、キャラクターまで想像できる。
日本人が色んな顔をしているのはヒューマニズム。
オリンピックで黒人の選手が金メダルを取るのは、人種改良をされたから。
世界史を書くには、洞察力や世界観を育てることが先決。文献を調べるのはその後で良い。
●日本人がつくる世界史・2回−1 http://youtu.be/LMBYYXBb0QQ
歴史と言うものは、解釈の学問である。史実を整理して解釈するのは自分達で行うべき。
宗教と主義は、時代の変化に対応できないと、社会の方が悪いという原理主義に傾きやすい。
歴史は、事実の羅列ではない。要因を探り解釈する学問だから、いつでも書き変えられる。
アメリカは歴史を書かず、他の国は自分の主張ばかりなので、日本人から見た世界史が必要。
明治に西洋文明をそのまま取り入れたが、消化不良で、東洋文明と組み合わせられずにいる。
日本人こそ、両方の文明を消化した歴史を書けるのではないか。
学問を職業にすると、本当に正しいかは後回しで、お金になる方へなびいてしまう。
なので、ヨーロッパで通用し、学位がもらえる説を鵜呑みにして帰る人が沢山になった。
戦後は、これがヨーロッパからアメリカに変わっただけ。
欧米の思想は、キリスト教の影響で、一つの真理があって、これで全て決まると思っている。
「本当の事はどこにも無いかも?」が、日本の庶民の常識。インド哲学が千年前に入ったから。
圧倒的に優れている科学技術を見せられても、庶民は南蛮人を軽蔑した。奴隷を使ったから。
戦後は表立ってこのような事を言う人はいなくなったが、日本人の暗黙知として息づいている。
この暗黙知は、言葉での説明も、まして翻訳もできない。体験的に分かってもらうしかない。
●日本人がつくる世界史・2回−2 http://youtu.be/0LMRKX1E9Qw
常識とは、誰にとっての常識か、日本国内でなら何とか成り立つ。⇒感性の共有・暗黙知
唐心や南蛮心を取入れながらも、大和心も保つという、感性の多重性を持っている。
戦前、軍艦は日本語では造らなかったが、戦後、自動車は日本語で作るようになった。
スカイラインのデザインを支えた日本人的感性の共有。(下請けも含めた設計チーム内で共有)
日本人は、長い間、文化・文明が同じ中で、同じものを見た時に感じる事が大変良く似ている。
欧米では、個人差が強調され、集団で共有する感性はない。階級差も大きい。
日本人には、根本的には差別意識が無いせいではないか。
半島も、支那も、インドも、直ぐに、人を上か下か見定めようとする。アメリカもそう。
アメリカはいよいよ今年(2014年)からアイデンティティクライシスに悩む。
支那もロシアも同じ。ヨーロッパすら悩む。比較的悩まない国は、日本だけ。
だから他の国は、日本が目障りで、日本を悪者にしようとして、グルになる。
それをマスコミや外国かぶれのインテリが、日本を叩く側の手先になり、偉そうにものを言う。
朝日新聞の投書欄は、『こんな事では外国のもの笑いになる』というのばかり選び載せている。
読者まで、それにカブレていく。幸い、最近は離れて行く人も出て来ている。
日本を叩く人達に、どうしたら勝てるかと心配しなくても、日本は、既に勝っている。
日本は駄目だと思っているインテリは、もう御用済み。
世界と付合いが深まると、考え方の違いに当惑し、どっちが特別なのか?悩むようになる。
一度目は明治維新の時、二度目は第1次世界大戦に勝った大正9年10年(1920年)の頃。
勝者が主導すれば世界は強くなるというのが、欧米流グローバリズム。
強者が弱者を侵略して奴隷にする。
国際連盟ができ、新渡戸稲造が事務局次長に就くと、委任統治という画期的発明をした。
一時的に預り、独立国の運営が出来るよう、勉強して力を蓄えるように指導する統治だった。
後藤新平が台湾や南洋群島の統治を主導し、現地の文化に持続的成長性を認めて統治した。
●日本人がつくる世界史・2回−3 https://youtu.be/YRynBxiWp6Q
南洋諸島統治では、運動会で現地の人々と日本人が融和し、楽しい思い出になった。
現地の人々を文明化する為に、小学校を作った。語彙が不足しているから日本語で教えた。
ドイツが統治した時は、病気の治療もせず、文字も教えず、愚民化させておく政策だった。
日韓併合のことを、南北朝鮮は本当に悪く言うが、南洋諸島の統治と同様だった。
朝鮮半島は女性差別や階級差が酷かったが、日韓併合後は、全土で女子テニス大会をした。
皆で仲良く何かする、助け合う、隣組というのも、日本統治下のジャワで広まった。
オランダ人は命令するだけの植民地統治だったのに、日本兵は田植えを手伝いながら教えた。
南洋諸島では、25年間の日本統治の後、アメリカ統治を経て独立し、日系大統領が誕生した。
日系大統領が来日した時、日本統治時代の事を聞かれ、あんな楽しい事は無かったと語った。
ドイツは、ウィルヘルム二世の時代にゲルマン民族でまとまり、ナポレオンに対抗した。
この時に、ドイツで普遍主義とローカリズムとが起こり、葛藤が始まった。
エスニック料理は元々は、ドイツ連邦内各地の郷土料理のことだった。
「みんぞく」は二つの言葉がある。各地の民間習俗という意味の「民俗」と、人種的な「民族」。
国家が入って、国になったり、他と連合したり、大変ややこしい。翻訳の言葉も混乱気味。
ネイションステートのナショナリズムを日本は「民族主義」と訳すが、直訳すれば「国民主義」
国が無いのに国民主義と言うのは変だと思い、国家になりたがる集団を「民族」と翻訳した。
民族という言葉、概念は、19世紀までは無かった。日本人が作った。
日本は、台湾、朝鮮半島、満州に、莫大な援助投資をしたが、今は搾取していたと言われる。
日本人は、相手が喜ぶと自分も幸せだが、他の世界は自己中心だから、その事が通じない。
日本は、この事を説明しきれていない。外務省は、全然説明責任を果たしていない。
東大入試と公務員試験が良くない、ガリガリの者ばかりを採用。日本が変われば全部変わる。
●日本人がつくる世界史・2回−4 https://youtu.be/JWiov8PjZJQ
支那は見せかけばかり、バレても平気。頑迷な自己中だが10年付き合うと変わる人も沢山。
日本文明は、言語化しなくても済むように日本の社会を作ってしまった。
「日本人がつくる世界史」をどのように書くかは、説明を理解できる下地ができてから話す。
明治の頃は、何もかも西洋近代化する世界主義と、独自文化を守る日本主義の間で悩んだ。
世界中見ていくと、キリスト教をかぶせられると、伝統文化はへたばってしまう。
旧植民地では、トップクラスがヨーロッパに留学すると、すっかり染まり切って帰ってくる。
土俗的な直感、縄文的気持ちも失わず、近代文明まで消化吸収する日本は、世界では珍しい。
新しい物ほど進歩しているという進歩史観を擦り込まれていない人が、日本には、大勢いる。
学校で他の人より沢山習ったら、かえって馬鹿になったと自覚できる人が本当に賢い人。
世界の文明は、だいぶ一本に統一されてきているが、日本文明はその中に入っていない。
マンガとアニメが、言葉にならない気持ちや雰囲気を伝え、世界の子供達を日本化している。
日本風世界観の理解者になり、日本人の発言の背景まで分かり、真の意味が伝わり始める。
日本風の世界観では、「皆で仲良く」や「助け合い」が理想で、「道理」が尊重される。
日本風の世界観では、論争や闘争の勝ち負け、上辺だけの論理は、野暮ったいこと。
マルクス主義を論破しようとする人は、議論のやり方がマルクス主義と同じになってしまう。
日本は、論争せず、着々と良い事を実行、実現しており、日本に来た人は、日本が好きになる。
日本は「人情」で勝っている。(解釈:一見、非論理的なようでも、日本の「論理」は奥が深い。)
●日本人がつくる世界史・3回−1 https://youtu.be/UAvaGfQUQ3c
世界で一番、幸せに暮らしているのは日本である。
国際化しろとか、グローバル化しろとか、国際標準に合わせろとか言われても、関係ない。
今年(2014年)、二つの流れが、世界で始まるだろう。
一つは日本を真似すること、もう一つは国際化とアイデンティティーを尊んで暮らすこと。
しかし、大学の入学試験問題をつくっているのは、まだ頭の古い連中。
先生の性格に似た人が、理由抜きに歴史を丸暗記し、試験で点を上げ、新聞社で出世した。
第1次安保闘争の時は、血の気が多い学生も歓迎され、就職できた。
第2次安保の時は、中身も読まずに反対していたのが見透かされ、会社がみんな嫌がった。
第2次安保のときにあぶれたのが、新聞社や通信社、NHKの教養に入ったが、そろそろ定年。
歴史の教科書の記述は時代から3周遅れ。
「日本は悪かった。反省しろ。」と言うと、道徳的に聞こえるが、学生はもうウンザリ。
実社会との接触が少ないから、成績の良い学生の思考が、教条主義から抜けられない。
今後、大学が100〜200校潰れる。合併で誤魔化しているが、文部省の指導責任は大きい。
●日本人がつくる世界史・3回−2 https://youtu.be/VGd6I4pwBCI
個人主義の欧米は、孤立化して生きていくのが価値。日本人は孤立化すると不安に陥る。
アメリカの大学はユニークさやオリジナリティーの追及が過剰なほどで、実証が弱い。
日本の大学は、『〜に、あり』『〜と、あり』で、先人の研究を学び、少し意見を加えるだけ。
独自性を発揮すべき時には能力が退化している。だから大学院も指導者の劣化が進んでいる。
学生は先生を見限って、卒業した大学の大学院には進まない。
大学を出ても就職できない学生は、専門学校へ入り直すと、就職がある。
銀行員でテレビに出ていた頃、サバティカルの先生の代わりに、やたら講師の依頼があった。
学年末に、試験かレポートか選ばせると、女子大生はレポートの希望か多かった。代筆か?
支那人留学生は成績の為の交渉をしてくるが、そのときの態度が出身地によって全然違う。
日本の大学は、中身ではなく、上辺だけの形式を整える場になり、おかしくなってしまった。
日本の教育界全体が沈没していっている。
日本の大学は、学業以外の経験で人格の幅を広げることはできても、学業に関しては駄目だ。
日本では、博士号には権威が無く、取る人も少ないが、日本経済は素晴らしい。アメリカは逆。
欧米人が書く歴史のストーリーは、白人優越史観、略奪の正当化であり、根本が間違っている。
アメリカで勉強しても日本に帰られないのは、日本企業の方が最先端を切り開いているから。
世界は本当に新しいことをしようとしたら、日本の後をついて来ることになる。
世界史の流れは、日本の後ろを追うようになるが、そうゆう歴史を書く人は、まだ誰もいない。
●日本人がつくる世界史・3回−3 https://youtu.be/TTkTwm7b10o
白人優越史観は、元を辿ればヘロドトスの書いた歴史書。
彼は、古代ギリシャ植民地で生まれ、当時最も語彙の多い宗主国の言葉で教育を受けた。
ギリシャ語がラテン語になり、ローマ文明を創った。この後継者だと自称したのが西欧人。
アテネやスパルタが民主主義だったからアジアに勝てたという歴史観は、ヘロドトスが創った。
この歴史観が様々な事柄に潜んでおり、無意識のうちに、西洋は東洋に優っていると擦り込む。
こうした擦り込み、マインドコントロールを解いていく必要がある。
日本は、植民地化を防ぐ為に明治維新を起こし、欧米流のグローバリゼーションを取り入れた。
それから百数十年、途中途中でおかしくなり、庶民も欧米流のおかしさに気付き始めた。
『日本を取り戻そう』と安倍政権が出てきたが、気付かれては困る国々の日本叩きが激しい。
庶民は変だと思っているけど、権威のある人が、論理的に説明してくれないと安心できない。
昔、アメリカは、自分で文明文化を創る力が無く、イギリス・フランスから人を引き抜いた。
割と簡単に追いついて、第1次世界大戦後、追い越してしまった。実は英と米は争っていた。
日本人は、こうした世界史に疎かったが、いよいよ学ばなければならない羽目に陥ってきた。
世界史を知っていないと損をするのに、支那を相手に、ボヤーとしているビジネスマンが多い。
日本人も多様化してきてはいるが、大方の支那人は、大方の日本人とは、人間性が全然違う。
守ってやると言いながら負担を国民に押し付けたから、国家なんて要らないという人が出た。
そこにコミンテルンが付け込んで「天皇を倒せ」などと吹き込んだ。
市民革命は元々市民暴動、結局は王様の軍隊に敵わず、団結を呼びかけて共産革命をした。
人の物をとって分けるのが共産主義。国家に財産がなくなれば、革命運動もなくなる。
ソ連も、支那も、国がグズグズになったから、社会主義から資本主義に鞍替えした。
●日本人がつくる世界史・3回−4 https://youtu.be/ucLdCbgtnk8
革命のとき派閥で争奪した王室財産を、ナポレオンが国民のもとしたから、国民国家になった。
国民国家が戦争に強いので、ヨーロッパ中が立憲君主制になり、貴族があぶれ市民革命へ。
共産主義の方が、派閥間や地位の違いによる格差が激しい。
大学の講義は分かり難い。上手な人が講師にいくと人気が集中してしまい、二度と頼まれない。
知識を蓄えていると、様々なバリエーションを想像し易くなり、緊迫した事態にも余裕が出る。
徳川将軍と明治天皇は、ヨーロッパの革命と殺し合いを知っていたので、早々に妥協できた。
政権争いや革命の際、支那大陸や朝鮮半島では、報復を恐れて九族を皆殺しにした。
これで、有能な者も殺され、文明のレベルが一気に下がる。何度もやると発展できなくなる。
共産主義は教条主義。持てる者をやっつけ、持たざる者に再分配するのが主。生産性が劣る。
日本は自分が働けば豊かになれると思うが、他の国々は他人を働かせて横取りしようとする。
働くのは原罪のせいと思っているのが、キリスト教の最大の欠陥。マルクスもキリスト教の鬼子。
●日本人がつくる世界史・4回−1 https://youtu.be/qGlhdbPcWHE
日本学講座を作る大学が、ポツポツ出てきた。こんなことが簡単にできる国はなかなか無い。
日本では、学会より庶民の水準が高く、日本学はできなかったが、留学生は学びたいだろう。
日本に留学しても外国語の文献を使わされるので、日本語の本を読めない人は、後悔する。
外国の事を勉強するのが明治時代からの学問だったが、もう時代遅れになってしまった。
アメリカの大学も優秀ではない。結局、日本に居て、自分で独学するのが、一番の近道。
日本人は一如の境地、インド人が一生懸命分けたのを、全体を俯瞰し直感力で総合する。
庶民は直感力、総合力を大事にするので、東大で良い成績を取ると、勉強馬鹿と言われる。
弱肉強食の時代で、欧米からの吸収が優先され、明治の帝国大学は欧米並みが目標だった。
ヨーロッパの授業をそのまま再現し、日本に合わない所もあった。この影響がまだ残っている。
明治に取入れた西洋史観と従来の東洋史観が、水と油のまま、世界史が成立していない。
●日本人がつくる世界史・4回−2 https://youtu.be/nzIGc-aEq0M
ヨーロッパ史と東洋史は、未統合。世界史教科書は、年代で輪切りにして交互に並べただけ。
元々の世界観が全然違うので、双方を繋ぐのは容易なことではない。
直接つなげたのは13世紀のモンゴル。双方にまたがる国を築き、世界史が始まった。
18世紀以降は、海のシルクロードに取って代わられ、主要な港のある国が恩恵をうけた。
西から英国が支配を広げ、日本に達したときから、日本は巻き返しを図って、衝突に至った。
外国の外交官は押すのが義務。日本は譲歩しあって和解する文化。だから、分かり合えない。
戦後、日本政府は外国に対し良い子になって譲歩ばかりだった。もういい加減に反動が出る。
日本に感謝し、段々日本のようになるのが世界史だと思えば、日本人の世界史が書ける。
元が征服できなかったイギリスと日本が世界の両雄になったが、両方とも負けてしまった。
日本の歴史学者が、日本だけ負けたと書くのは、専攻した国を良く見せる悪弊があるから。
学者は貧乏で、学問で立身出世しようとするから、結論がズレていく。
学問は、元々が暇つぶし。その中で、利害損得を離れた長期的議論ができる。
●日本人がつくる世界史・4回−3 https://youtu.be/xtFIXM6OKk0
今、大学を作るとしたら、欧米並みではなく『欧米以上とす。』でなくてはいけない。
『欧米並み以上』というのが分からない大学教授が一杯いる。
枠からはみ出ることが嫌われ、専門馬鹿ばかりで、地位に就く頃には何にも考えが浮かばない。
これから日本の大学は、100校、200校と潰れる。潰れる代わりに合併する。
グローバリズムの反対はローカリズム、その前の時代に、ナショナリズムがある。
ナポレオンが暴れた為、周りの田舎が連合国になり、境を決めネイションステイトが出来た。
そして今はまた、ネイションを潰せと、ナポレオンみたいな人が言っている。
この流れは、レーニン・スターリン、飛び火して毛沢東。みんなフランス革命の鬼子である。
基督(キリスト)教で救えない人が帝国主義のせいで増え、マルクス主義が生まれた。一種の宗教。
宗教の圏域の中では争いが減るので豊かになるが、圏域が広がる程に無理が出て自壊する。
基督教は、異端を繰り返し切り捨てていったので、派閥対立しながら原理主義になっていった。
基督教があまりにも原理主義だったので、イスラム教も今は原理主義を取り入れてしまった。
●日本人がつくる世界史・4回−4 https://youtu.be/eMDWnCZDNY4
ウクライナとロシアの対立は、カトリックとロシア正教の対立。
ルーシ人(Rus’)の中の、ウクライナ人、ベラルーシ人、ロシア人の成り立ちの違い。
都市に住んでいるルーシ人はバイキングの子孫で、周りはスラブ人や遊牧民。
ルーシは9〜10世紀頃に生まれた言葉、このルーシ人を13世紀にモンゴルが征服。
都市どうしで相争ったが、モンゴル人を利用して他を叩き大きくなったのがモスクワ。
ソ連が崩壊したとき、仲が悪かったウクライナやベラルーシは、ロシアとは別に独立した。
少数民族のクリミア半島タタール人が、チンギスハーンの子孫で、昔はロシアの支配者だった。
半島の支配者は、次々と入れ替わり、いじめられたタタール人はロシアを怨んでいる。
目まぐるしく入れ替わる半島支配だが、これが世界の現実であり、日本は世界の例外。
日本人がつくる世界史の意義は、利害関係なく公平に歴史を見れること。(支那と朝鮮を除く)
経済的欲望を隠して、格好付けた論理で相手の足を引っ張るのが、世界の争いの歴史。
日本人が不用意に謝罪すると、もっと隠している悪事があると、他の世界では思われる。
日本人は、奪い合うより自分で働く方が簡単に豊かになると考えるが、他国には理解されない。
●日本人がつくる世界史・5回−1 https://youtu.be/a7NV4vK9kpE
今後の世界のリーダーは誰か、2015年には、メルケルと安倍、両首相になりそう。
世界のハンドルを握り、信念を実現するには、時に応じて政治的妥協も必要。
世界の流れをどう見るか、世界は日本人に聞きたいが、安倍さん以外に言える人が少ない。
日本人は子供のときからマンガを読み、ストーリーの読解力が育っている。
世界史にもストーリーが必要で、時間で区切るのが横糸で、縦糸の選び方には様々ある。
世界史教科書は、国別の専門家が集まって書いている為、古代からの話の筋が通らなくなる。
日本人は相手の事を分かるだけで良かったが、今後は自分の考えも説明しなければならない。
日本人が考える世界史を語るとき、何を縦糸に選ぶか、例えば男女問題で考えてみよう。
世界中を概観すると、大陸は概ね男尊女卑になり、日本を初めとする島国は逆になり易い。
日本は、女尊男卑的なところや縄文的な所が、希有に残っている。
戦争の時代になると、男を鍛えて組織化する必要から、男尊女卑になり易い。
大陸は、宗教も男尊女卑になり易い。
ヨーロッパは、民族大移動で、戦争に次ぐ戦争だった。
網野善彦の説では、実態を調べると、日本の中でも、瀬戸内海が特に女尊男卑が強い。
漁民の社会では、屈強な男達が全滅しても、残された者で人口を回復する必要があった。
貞操観念と言うのは、男が女を囲いこんで、自分の子供だけを産ませる為のもの。
戦争に明け暮れた社会では、貞操観念が発達し、漁民の社会では発達しなかった。
島国の社会は、何百年も互いに顔見知りで、大抵のことが話合いで解決していた。
●日本人がつくる世界史・5回−2 https://youtu.be/n6lTgYL-V5w
戦争で男が全滅すると、女性は連れ去られたり、混血児を産まされたり、民族は絶滅する。
日本では、屈強な男達は全滅しても、女系社会や母系社会は続き、村は存続する。
特に海沿いは女が強い。男性が女性を支配しない文化は、縄文時代からの伝統。
歴史の縦糸には、食べ物や着る物、色々な歴史があり、王朝交代だけの歴史は飽きられた。
日本の歴史の書き方も変遷がある。江戸では漢風から日本式に、明治では西洋式に書いた。
帝国大学ができた当初は、外国語で学び日本語に翻訳した。こんな凄い文化は世界に無い。
留学先でも、充分には学べない。その国の本で学ぶが、自国に都合の悪い事は書いてない。
ところが、日本語は、これ一つで世界が分かる。日本の悪口まで本になっている。公平な言葉。
イスラム諸国に日本の良さを伝える為、日本財団は20〜30年前から留学生を受け入れた。
アメリカでも、明治維新の成功の仕方とか、近代日本史を学びたいという需要はけっこうある。
だけど、日本の歴史研究や教育が良くないから、それを教えに行ける人材が育っていない。
公平に歴史を見る目を養う為、自分と関係が浅い時代や地域の歴史を専攻した。
モンゴルの古い時代の勉強から始め、最近ようやく日本の歴史も勉強し始めた。
日本陸軍はアジアへ攻め込んだとき、白人崇拝のままの現地人の意識を変える学校を造った。
●日本人がつくる世界史・5回−3 https://youtu.be/fTsi9igzSas
ハーバードとエールと両方で奨学金をもらった日本人が、欧米の大学の実態を説明。
大企業の幹部候補や大学の研究者で、欧米へ留学させてもらう人の志が、段々下がっている。
語学力のせいではなく、覇気の問題。言う事が良く考えられているなら、人は聞く。
最近の日本の組織では、覇気がある人は冷遇されているようで、誠に勿体ない。
幕末から明治初めの志士や政治家は、国力を背景にせずとも、覇気で対外交渉をしていた。
安倍首相はこれが出来ている。メルケルはそれが分かり、オバマは生意気だと思った。
日本の男は、覇気を持つように育てられておらず、むしろ女の方が元気だ。
●日本人がつくる世界史・5回−4 https://youtu.be/vpxSR3rHkMw
女の方が比較的自由に育てられるが、普通の男は枠の中で主体性を抑えられて育つ。
気概があれば、独立独歩で生きられるし、その方が儲けられる。
実践している人もいるが、マスコミは意気地なしの集まりだから、これを伝えない。
日本は漁民ばかりでなく、農家も、武家も女が強かった。
武士の給料は下がる一方、男が格式に囚われても、女は現実を見てやりくりしていた。
勉強が好きなら、金を儲けてからやった方が良い。稼ぎを気にしていると研究を曲げられる。
組織から有能さも競争力も無くなるのは、覇気のある人を、多数決で繰り返し排除するから。
本当にやりたい事をやっていれば、誰かが見てくれるし、道は開ける。
世界的に見ても、日本は、本当に女性が強い。
女性の強さと言うと、古事記が持ち出されるが、誰がどんな狙いで書かせたか、裏読みも必要。
遊牧民は、血統は父系で、男尊女卑のように見られがちだが、女性の地位はさほど低くない。
男は、遊牧や戦争で家に居ないことが多く、『戦争以外は女が決める』と言われるほど。
日本の女性が強いもう一つの理由は定住。天気の予想や採集農耕の時期など、男より詳しい。
女性が占い師になり、予言するから、男は敵わない。
だから、階級闘争のような欧米式フェミニズムは、日本には必要ない。
仲間の団結の為に、次々と敵をつくるのがマルクス主義で、欧米式フェミニズムと同根。
●日本人がつくる世界史・6回−1 https://youtu.be/sRb68sUxtgA (2015年11月6日追記)
世界史を書くとき、次の三点は、日本と世界で違う。
1.男女の力関係が他の国より差がつかない。
2.軍事力の強弱の視点が少ない。
3.人種の違いをあまり意識していない。
近代化以降この特徴が弱くなったのは、西欧の色眼鏡を受取ってしまったから。
一人ひとり違う歴史観を持っていても、味わって面白ければ良い。日本人が持つ自由な境地。
男と女のどちらが主導権を持つか、日本人は、外国人より気にしない。
奥さんが家計を管理しているというと、外国人はビックリ仰天する。
海女さんがいる地域は、女が稼ぐし、女が強い。
日本は、父系、母系を気にしない、双系制。婿取りでも家系が存続する。
世界の歴史書は、政権の都合で偏向するのが当たり前だが、日本の古事記はマシな方。
英語の本より、日本語の本の方が、偏り少なく、様々なことが書き残されている。
日本は昔から書物への接し方が全然違う。湧き出る金銀を使って本を買い面白がって読んだ。
●日本人がつくる世界史・6回−2 https://youtu.be/DxPxsZtDwvc (2015年11月13日追記)
シナ(支那)は、政権に都合の良いように書いたものを歴史にしてきた。
シナで出版された漢籍は全部日本に残っている。日本の販売を見込んで印刷部数を決めた。
シナでは易姓革命で漢籍を焼き、最後に文化大革命で、残りもみんな焼いてしまった。
漢籍の原書は、世界中探しても、日本に残っているものがほとんど。
シナでは、インドから入れた仏教原典の翻訳を5種類重ねて、自分のものに消化した。
日本は、アジア学に関しては世界に冠たる文献が揃っている。
道義や道徳を基軸にした世界史は、日本人なら書ける。
日本は虚心坦懐に世界中から知識をいれながら、外国思想に完全には染まっていない。
英語での発信力が弱いなんて言うより、世界中の翻訳書がある日本語を普及させれば良い。 世界の各所を相対的に見渡せるので、世界史を書くには、非常に良いポジション。
大学という商売は、専門知識の権威付けに成功したが、教えている事は大したことは無い。
ケインズは、エコノミストの資格を創り食えるようにしたのは、マーシャルの功績だと言った。
●日本人がつくる世界史・6回−3 https://youtu.be/SM_ikRkp9-A (2015年11月13日追記)
孔子の弟子同士は暗記した慣用句で意志疎通できた為、各国に採用され、儒教が広まった。
以後、官僚は、四書五経の暗記を採用条件にされたが、儒教を信仰していた訳ではない。
明治時代の大学でも語学が重用され、ラテン語やギリシャ語まで学ぶ学生がいた。
戦時中、英国留学したシンガポールの判事の上に就いた日本人長官は、初め見下された。
日本人長官は、外国留学していなくてもラテン語が分かったので、一目置かれた。
マレーシアの法律は自分達で作るよう勧めたら、日本人は途方もなく偉いと評価された。
欧米の植民地政策に比べ、大東亜共栄圏での政策は立派だった。日本史で教えたら?
これから世界は群雄割拠、それぞれの視点で書かれた歴史を全部見て検討すれば良い。
従来の世界史の書き方は、特定の価値観に沿う筋書き。日本人はこれを超越したら良い。
超越するのは難しそうだが、日本仏教の『一如』の姿勢で取組んだら良い。
仏教はインドではとても分析的だった、チベット仏教も分析的。
日本仏教は、一応は細かく分析するものの、これを総合して超越し、一如に行きついた。
最近は、欧米流の細かい分析に飲み込まれ、一如を見る眼力が衰えてきている。
- - - - - - - - (2015年11月25日、一部修正更新)
●日本人がつくる世界史・第6回−4 https://youtu.be/LFB0F08nJ2Q (2015年12月7日追記)
大学などの研究・教育機関は、職業的資格の為に学問を細分化した。
細分化された学問(社会科学系)は、創始者の性格や動機を知ると大体が分かる。
試験問題はこの要領で解けるが、現実はその創始者の考えの通りに行くとは限らない。
世界史がどのように語られ、記述されているかも全く同様。
本当の事を知り、カラクリが分かれば、惑わされることはなくなる。
学問が世渡りの手段になると、お金や出世の為に歪んでしまう。
組織にも所属せず、自由に学問を追求するには、博士の肩書きは便利だった。
旧国立大学も安価で真面目な非常勤講師で支えられたのに、これを削る。的外れ。
これからは、昔の私塾に還り、こうした放送番組で本当の学問が学べる。
卑屈な教授が多くて、教え込まされるから、日本人は卑屈になり自信が持てない。
日本人は、世界に奉仕すべきとか世界から考えるべきとか、洗脳されているのでは?
日本中心と外国からと両方の視点を持って、本当の国際人。この番組で発想の転換を!
視聴者から、『日下先生と宮脇先生の授業なら、お金を払ってでも聴きに行きます!』
神武天皇が日本建国というのは大げさだが、8世紀に自分達の昔を物語った文化度は立派。
●日本人がつくる世界史・第7回−1 https://youtu.be/AxPO2Ai8rDs (2015年12月9日追記)
対米開戦の前年まで、日本は自由で朗らかで、勃興の途上だった。
飛行機についての小学校5年生の講演に、1500人が集まったエピソード。
我々が世界史だと思っているものは、実はヨーロッパの王朝交替史。
岡田英弘は、世界史はモンゴル史から始まったと、独自の説を展開。
世界観は、一神教と多神教では大きく違い、世界史の書き方も何通りもある。
明治以降の日本の学者は、学位を取った欧米の考え方に染まっている。
優等生や机上の秀才は、先生の考え方に染まり、欧米風の価値観に偏向する。
進歩史観にはマルクス主義も影響。19世紀になってからヨーロッパに広がった。
19世紀のダーウィンは、適者生存を進化とは言っていない。(種の起源=種の分岐)
歴史の見方は、大きく分けて、進歩発展、末世、輪廻の3通り。
仏教にも入っている古代インドの輪廻思想は、現代の先端科学に通じるものがある。
今の日本の歴史教科書の時代区分は、マルクス主義の発展段階論に影響されている。
学校秀才は、教科書に書いてある通りに信じている。だから、ホントの秀才ではない。
●日本人がつくる世界史・第7回−2 https://youtu.be/5JBjxtSwdug (2015年12月9日追記)
天皇がいるなら日本はまだ古代。古代なら奴隷もいるはずというのが、マルクス主義史観。
マルクス主義史観に囚われている歴史教科書と学校の先生は大問題。
マルクス主義史観を画一的に適用する矛盾(奴隷がいたアメリカは?秦による統一後は?)
『現代』についての定義や指標を考えていくと、マルクス主義史観の通りには行かなくなる。
マルクス主義史観の目的は、時代区分に当てはめて、政治闘争の為の敵をでっち上げること。
多くの歴史家は、語る者に都合よくインチキするので、騙されないよう大局観を持つべき。
自分の頭で考えない人、試験勉強の残りカスのような役人は、大局観が無く役に立たない。
大蔵省は、一番大切な役目や由来を忘れ、仲間の勢力拡大や公私混同で無駄遣いした。
中央省庁は、戦争が終わってから堕落した、原因追究や責任所在を曖昧にしてしまったから。
現代(モダン)の指標は、民主主義、自由、男女同権、平等、経済発展、国民国家など。
日本はモダンを更に、近世、近代、現代の3つに分けた。
特定の国に当てはまる分類指標を他国にも使い、決め付けようとするのが、そもそも無理。
今は沢山の情報が集まるので、色々な指標を当てはめ、何通りでも世界史を作れば楽しい。
歴史とは、自分が生まれる前の話について、自分の解釈で筋道を創って書くもの。
●日本人がつくる世界史・第7回−3 https://youtu.be/FakP63fI0V8 (2015年12月9日追記)
マルクス主義の嘘:歴史は法則で自律的に発展?嘘!農業を始めたから人口が増加?嘘!
マルクス主義の頑迷:遊牧は、農業の後に生まれ、経済効率が良いのに、止めさせられた。
日本の封建制の発端:水田は神聖で肥しを入れなかった。入れて生産性が急増し価値が高騰。
発展史観の矛盾:土地所有(封建制)が無く、資本主義も無く、社会主義になった遊牧民。
机上の理屈に振り回されるのは、「初めに言葉ありき」を信じているから。
キリスト教徒でもイスラム教徒でも、個人の思いがバラバラだから、商売も生活も言葉が命。
シナの漢字も同様。話し言葉が各地で違っており、漢字だけが共通で頼りだった。
日本では、極端な思想、外来思想は永くは続かない。子々孫々定住しているから。
社会も経営も、日本では時間軸が長く、アメリカは短い。アメリカも見直し始めた。
言葉は不完全。日本では言葉以前の思いも察しあう。この底力は世界に類例が無い。
何千年も繋がる文化の中で、子々孫々定住していると、言葉以前で察し合える。
グローバリズムと言われ、中韓に勝手な事を言いわれ、振り回されているのは学校秀才。
(机上で)勉強して覚えた理屈だけで考えると、予測は外れる。直感力の方がマシ。
●日本人がつくる世界史・第7回−4 https://youtu.be/8c_4GCGmfn8 (2015年12月9日追記)
女性の方が直感力を磨いている。昔は、直感力を持ったばあさんが近所にいたもの。
理屈を追及して行くと、現実からどんどん離れ、現実の方が間違っているとさえ言う。
マルクス主義は破綻したのに、日本では、インテリも教育界もマルクス史観が続いている。
表面上はマルクス史観から転向しているようでも、昔の知識から離れられない。
東大も改革と言っておきながら、中身と言えば、愚にもつかない国際化。
直感を活かして行動するには、皆を動かす前に、先ずは独りでも始めること。
情報を最大限に俯瞰している状態で、雑念を離れ、一瞬で判断するのが直感。
男でも、芸術家や本当に優秀な人は直感をもっており、直感で結論に達している。
直感に優れた人が、データや資料を持ち出すのは、結論を証明し他人を説得する為。
直感→精読→熟睡→新しい直感。人間の頭脳は、眠っている間も働き、再整理している。
特に日本人は直感力が凄い。子供の育て方が欧米と違い、7つ8つまで充分に甘やかす。
欧米流では(言葉以前の想いを軽視するので)理屈っぽいねじけた人間に育っていく。
西洋近代合理主義と言うのは、略奪して相手を支配するのを正当化する、屁理屈。
本来の合理主義は、目的にかなう事を求めるもの。
日本の知識人たちは、目的を忘れてしまい、議論の為の議論に酔いがち。
男は、独りでは討議で女に勝てない。グルになって対抗する為に作ったのが組織。
男同士もライバルだから、集団の統率の為に、宗教や序列を使い始めた。
組織から女が排除されるのは、一人の女で、序列がグチャグチャになるから。
●日本人がつくる世界史・第8回−1 https://youtu.be/JQLrrM35s4Q (2015年12月11日追記)
歴史観は大きく分けて4つある。@進歩史観、A末世思想、B循環史観、C最後の審判
まともな日本史のテキストが、戦前に英語で書かれていた。原勝郎著の「日本通史」
外国人に向けて書いた入門書であり、この和訳が最近出版された。
参考⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4396650515/
原書は、第1次世界大戦が終結した翌々年、国際連盟が発足した1920年に出版。
日本が急に国際社会の中央に躍り出て、国際連盟の常任理事国になった時代。
不気味がる欧米人に、日本を理解してもらう必要性を日本の各界著名人が痛感していた。
特筆すべきは、これが独りで書かれた通史であること。今も書ける人はなかなかいない。
今の日本の歴史教科書の一番の欠点は、時代転換の因果関係が記述不足。*
歴史を今の教科書で勉強していたら馬鹿になる。自分で調べて考えなければならない。
書かれた時代は、世界に発言力を増しつつあったという点で、現在の状況にも通じる。
日本人が世界史を書くとしても、自虐史観のアンチテーゼとしての利己的な歴史では無意味。
大正時代の日本史教科書が素晴らしかったから、日本人が世界史を書いたらという発想に。
日教組以外の先生は、教科書を使わずに、まともな歴史を教えてくれたのが良かった。
- - - - - - - - - - - (上記「*」印1行、2016年1月10日修正)
●日本人がつくる世界史・第8回−2 https://youtu.be/wG3qalWCPhg (2015年12月11日追記)
4つの歴史観のうち、進歩史観と末世思想の紹介。
@進歩史観…主として大学で左翼の人が教える。
戦後、日本が経済的に成長し続けていたから、受け容れ易かったという面もある。
民主主義や男女同権は明治以来進展してきた。マッカーサーが来なくてもできた。
日本は昔も今も、外国の良い所だけ選択し国内に紹介。儒教も良い所だけ道徳にした。
人口増は良いことか、悪いことか等、学者が言う事にも流行がある。
A末世史観…御釈迦様が亡くなり、時代が下るほど世の中はひどくなる。
方丈記とかが書かれた鎌倉時代に流行し、今も日本人の中に残っている。
悪くなってきている話題を集めて来て書けば、出来てしまう。
昔は、強い軍隊を作るには男の子を沢山増やす方が良かった。
大御心の意味を知っている人が減った。天皇個人の考えとは違う。
平安時代から、天皇は、政治から外され、大御心を和歌で詠むのが仕事になった。
大晦日、一晩中天皇が祈る相手は、祖先神。罰するなら自分をと祈る。
禊と清めの思想があったから、原罪思想が無い。原罪思想は自虐史観の素かも?
●日本人がつくる世界史・第8回−3 https://youtu.be/FwpMxho2lXA (2015年12月11日追記)
4つの歴史観の、循環史観と最後の審判の紹介。
B循環史観…因果は巡る
良くなる事が、次に悪くなる事の原因になる。悪かった事が原因で良くなる。
現実問題として、かなり説得力がある。
上手く行っている最中に、そうでない未来を考えないと生き延びれない。
アメリカでも30〜40年前に、流通業界の栄枯盛衰などで流行ったが、今は廃れた。
C最後の審判…キリスト教など一神教が広めた説
スパッと切れるから、安っぽい牧師が教えるには具合が良い。千年も続けている。
歴史もイデオロギーも宗教も似ている。特に一神教は上手く行かなくなると原理主義になる。
宗教は時代に合わせて修正する必要があるが、反対派は修正派が原典から離れたと攻撃。
歴史は時代に合わせて解釈し直すことができるので、宗教より柔軟性がある。
日本人から見ると、4つの史観みんなおかしなところがある。
一時流行ると、あっちこっちに残滓があり、人々の無意識の中に入っている。
真面目な人より、ちゃらんぽらんの人の方が、30〜40年経つと良い人になっている。
年寄りは一生懸命苦しい事をやるのが勉強や仕事で、面白い事を夢中でやるのは遊びと思う。
遊びを知らないコチコチの人が偉くなると組織が暗くなる。
●日本人がつくる世界史・第8回−4 https://youtu.be/7kN2Q5fciDk (2015年12月11日追記)
大学の経営は、今どうして良いか分からなくなっている。皆が煮詰まっている。
ここ10年くらい、大学がやってきた改革が間違っていたことを、先ず認めたら良い。
文部省は、形式審査だけで大学設置を認め過ぎた。最初から市場原理を入れるべきだった。
多くの団塊世代は縦の伝統が少ない。仲間だけで横に繋がり、独りでもやるという人が少ない。
左翼の人達は、訓練を積んで討論に長けているが、弱点を突かれると急に怒り出す。
自分が言い負かせそうな人に対しては、左翼の人達は、「話し合えば分かる」という。
日本は、核兵器を持つぞと言っているだけでも、効き目はある。
幸せは比較。色々な環境を知っていると、今の状況を幸せと思える。
何でも良ければ、仕事は幾らでもある。暇があったら起業などの自助努力を考えるべき。
●日本人がつくる世界史・第9回-1 https://youtu.be/InJ9FG7sQIw (2015年12月16日追記)
ビジネスマンが書いた世界史を推薦⇒「仕事に効く教養としての世界史」 出口治明著
歴史は、まとめをつけるのが大事。大学では各論に分かれ、師に遠慮している間に老いる。
社会科学は、まごついていると世の中の方が先に変わり、二束三文。むしろ害になる。
試験問題に出る社会科学は、学者同士の議論が終わっているものばかりで、時代遅れ。
大学とは試験の合格者に資格を与えるところ。仏教の得度を真似た。
欧米の大学ではお寺の真似が多い。卒業の時、お揃いの服装で団結するのは、示威行動。
一方、学問真理の探究という建前を真に受け、時間を軽く見る学生も出る。
プラグマティズムの世界では、時期を外したら役に立たない。(おいてけぼりになる)
稼げるのは資格だけではない。真理を体得したら本に書けば良い。日本なら本が売れる。
昔の日本人は世界史を書く必要がなかった。支那印度まで全部読んだという人が多かった。
近頃では、アメリカ人もキザな奴は世界史を書きたがるが、ろくな内容になっていない。
事実を書く歴史もあれば、自分の主張を通す為に書く歴史もある。書こうとした目的が問題。
過去に世界史を書いた国は、実質GDPで世界シェアが比較的多い主要国。
清朝も歴史を書いたが、自分の勢力圏が中華世界だから、よその歴史には興味は無かった。
中共も最近急に伸びて来たので、日本は悪い事をしたという世界史を書いて広めたがる。
●日本人がつくる世界史・第9回-2 https://youtu.be/rr21u79escE (2015年12月16日追記)
日本は関ヶ原の時、既に大国の仲間。最近はもっと大国なので、世界史を書くべき。
日本のインテリは、日本を貶め自信を失わせる為の外国の言説を受け売りし、威張っている。
アメリカ人が興味を持つ世界史は、表面的。グローバリズムの為に整理しただけ。
日本人が世界史を書けば、色々な観点からの世界史が公平に出て、凄いものが書けるはず。
世界最古の小説を女性が書き、これを今でも女子中学生が読めるのは日本文化の継続性。
歴史は、資料を基に書くと欠けた所がいっぱい出る。資料への拘りが大学の悪いところ。
資料の無い所を書くには、マンガにヒントがある。子供の時から読んで鍛えられている。
物語の感覚をピクチャー、キャラクター、これが動きだすストーリーとして捉えている。
アメリカは、コミックのストーリーが単純。日本のアニメはテレビで流れても頭に入らない。
マンガは、コミックとは別物とみなされ、グラフィックノベルと呼ばれた時もある。
欧米では大人は読まないが、子供はマンガを読み、子供の感性は日本人的になっている。
●日本人がつくる世界史・第9回-3 https://youtu.be/uOGmGpqxEmU (2015年12月16日追記)
外国でも、子供はマンガの絵が上手くなり、原作そっくりに描けるようになった。
日本人は絵だけで、大人の登場人物のキャラクターを見分けるが、外国人には分からない。
外国人は、ストーリーを付けると、大人の登場人物のキャラクターもどうにか見分ける。
歴史を書くときも、今までと同じ資料を使っても、ストーリーの繋げ方で全く変わる。
日本はストーリーを作り、世界に提供すべき。ストーリーもヒストリーも、解釈。
実は、ストーリーは何通りも書けるが、まだるっこしい事を日本人は嫌う。
普通の日本人は、理屈で固めた西洋伝来の学問を、本当は嫌っている。
頭の体操のように理屈で時間を使うのは、日本では嫌われるが、これをできる人材も必要。
ストーリーを作る名人は、イギリス人やシナ人だったが、そろそろ日本も。
固有名詞や歴年を減らし、ストーリーを大事にすると、歴史は読み易くなる。
例えば、人口爆発が戦争の原因とみれば、人口論から見た世界共通のストーリーが書ける。
アメリカへの人口流入と移民排斥で、歴史が大きく動いたが、白人はこれを書きたがらない。
移民排斥で中国人は殺されたが、日本人は殺されなかった。日本の戦艦がハワイに来たから。
(参考⇒ 「日本はどれほどいい国か:何度でも言う、世界はみんな腹黒い」)
グーグル紹介ページ https://books.google.co.jp/books?id=sFTkBgAAQBAJ
世界史についての日本人の見方や解釈を世界に広めれば、世界に日本人の味方が増える。
イデオロギーは、原理主義になり思考停止を招くが、歴史の解釈は頭を使う。
九条教は、宗教であり、イデオロギー。日本国憲法を作ったのは、思考停止が大好きな人。
●日本人がつくる世界史・第9回-4 https://youtu.be/-Clsm2QvpPQ (2015年12月16日追記)
歴史解釈は人に任せて終わるのでなく、自分でも考える。宗教になっては困る。
成文憲法を作るから宗教になる。無くても英国のように国の運営は可能。
統一的憲法典を持たずに国を運営するのは、難関。高い文化と大変な手間が必要。
(参考1⇒ 「じっくり学ぼう!世界近代史、13世紀の世界イギリス憲法と鎌倉幕府」)
@英国憲法は慣習法と制定法で構成される https://youtu.be/8jnj1RMgCVc?t=4m43s
A統一的な憲法典が無い英国法の難しさ https://youtu.be/8jnj1RMgCVc?t=8m24s
B国民の権利の歴史的積み重ね https://youtu.be/8jnj1RMgCVc?t=10m36s
C自然法と実定法の違い https://youtu.be/8jnj1RMgCVc?t=14m43s
(参考2⇒ 憲法と国際法の関係 https://youtu.be/Wg-0U-oMqeM?t=28m41s
日本は働き者だから経済力が付き、昔は悩んだような事を金で解決できる。
今でも外国は、揉め事を起こては略奪するが、実はコストがかかり今では割に合わない。
日本のように、自分で働いて稼ぐのが、一番、豊かになれる。
北方領土を返さないままだと、日本は経済力が増す一方、ロシアは衰えてもう一度崩壊する。
日本は、戦前も台湾、朝鮮、満州にとてつもなく投資し、略奪はしてこなかった。
日本には、独自の立場から考え、世界を解釈する権利がある。
マルクス主義者は、今迄の自分の生き方や面子に拘り、現実を受け容れられない。
少子化には、多様な側面があり、対策も多様。どうしたいのか、決めるのが先。
どうしたら結婚を増やせるか?昔やっていた解決法は、背伸びせず身近な例を見習うこと。
●日本人がつくる世界史・第10回-1 https://youtu.be/VNguZf4T_Ww (2015年12月18日追記)
世界史を書き始めた東西二人の天才は、歴史の物語り方が全く違っていた。
紀元前5世紀のヘロドトスは、国は栄枯盛衰するものとして語る。
紀元前1世紀の司馬遷は、天命を受けた一人の君主が天下を統治するものとして語る。
東西二人の天才の枠組みが現代まで影響し、両方を入れた日本では、歴史観が混乱している。
ゲストの倉山満氏を紹介。世界の近代史を独自の視点から分かり易く説明している。
「大間違いの太平洋戦争」と「歴史問題は解決しない」では書き切れていない話をする。
世界史を書くとしても、日本を正当化したり美化する目的では書きたくない。
四大文明から日本と並べて世界の歴史を語ろうと、「すばやく学ぼう世界と日本」を配信。
日本は、18世紀まで世界史を跳ね返していたが、これはむしろ幸せなことだった。
世界史の中に入っていなかったからこそ、日本人は、客観的に世界史を書ける立場にいる。
先ず必要なのは、世界史の中に巻き込まれてからの本当の事実と自分達を客観視すること。
著者が自己中心的な見方をしない世界史はほとんど無い。外国の目に囚われる日本は例外。*
支那では、天下を簒奪した者が、自分の都合良い事だけ記録に残し、他は全て焼却する。
こうした世界の実態を日本の教科書では紹介しないし、政治家も無視している。
- - - - - - - - -(上記「*」印1行、2016年1月10日修正)
●日本人がつくる世界史・第10回-2 https://youtu.be/R402P-3RK-s (2015年12月18日追記)
日本の自虐史観は、第2次世界大戦後に始まったのではない。
歴史の記述の取捨選択に、既に歴史観が入っており、何を捨てたかで著者の哲学が分かる。
歴史的事実を知るだけでなく、比較評価できないと、本当の事が見えなくなる。
日本の学会の悪習として、過剰な縄張り意識と先輩への遠慮があり、比較評価を妨げている。
日本人の過剰な帰属意識がこの原因であり、本当の事を言えなくしている。
ヨーロッパのウェストファリア体制を、日本は千年前に実現していたが、アメリカは壊した。
分離派清教徒が、ウェストファリア体制(1648年)の前に渡航し、アメリカをつくったから。
19世紀、日本は、植民地化を免れる手段だと悟り、ヨーロッパのルールを熱心に入れた。
日本は、軍事力、経済力では欧米に劣っていたが、文明力では負けていないことを示した。
清朝や朝鮮は、日本の動きを全く理解できず、追随もできなかった。
排他的一神教の隆盛でローマ帝国が凋落し、1300年かけてウェストファリアに辿りついた。
正統な教え以外を徹底して排除したので帝国が力を失った。(ルネッサンスで少し緩和)
古代、中世、近世、近代の時代区分は、マルクス史観のヨーロッパ史を他国に押付けるもの。
日本にはこんな暗黒の中世はない。あるのは右肩上がりの幕府時代で、世界に類例が無い。
類例が無い孤立を悲観するのは、先入観に染まっているからで、むしろ幸せなこと。
戦後は、日本だけを悪く書く。もめ事を避ける為に外国を悪く書かないのは、明治以来の姿勢。*
- - - - - - - - -(上記「*」印1行、2016年1月10日修正)
●日本人がつくる世界史・第10回-3 https://youtu.be/HjzujQSOcK4 (2015年12月18日追記)
明治以来、欧米を学ぶべき相手とだけ考えていた。やっと最近、外国の悪意に気づき始めた。
夏目漱石は、イギリス人が成長につれ無意識に人種差別することに気づき、精神を病んだ。
幕末、薩摩や長州が正面から欧米に対峙した姿勢に、学ぶべき点もある。
米国も中共も南北朝鮮も、ウェストファリア体制を理解できない。これが今の日本の不幸。
ロシアも悪辣に振る舞うが、ウェストファリア体制を分かった上なので、まだ交渉できる。
稀にはアメリカにも、セオドア・ルーズベルトのように、分かった指導者も出るが、…
殺し合いや馬鹿な事ばかりしてきたのが世界史。巻き込まれていなかった頃の日本は幸せ。
遠慮せずに本当のことを書き、一般に知らせることが「日本人がつくる世界史」の出発点。
韓国には、おためごかしの親切でなく、本当の事を言ってあげた方が、相手の為になる。
心の許せる国をどこかに求める気持があるうちは、世界を客観視などできない。
戦後の占領軍によるWGIPと丸山眞男など左翼の詭弁が、いまだに影響している。
近代国家への途上、軍国主義は、外国の侵略防止や国内の暴力抑え込みを実現できる。
大政翼賛会は無政党の国家主義。軍は国家の下。ファシズムでは独裁党が国家の上にいる。
●日本人がつくる世界史・第10回-4 https://youtu.be/30An2E8GBTg (2015年12月18日追記)
日本中の現場で、先輩批判が許されない為、同じ失敗を繰り返す事になっている。
日本にこそ希望があり、世界のモデルがあると言われても、まだ納得できない。
(希有な希望と特有な弱点と、両方を認める自己受容から出発すべきという事ですね。)
日本の実像をどう捉えるか、日露戦争以降の日本は、日本史の中の例外。
逆説的だが、鎖国して情報が少なかった時代の日本人の方が、洞察力に優れていた。
清朝は中国(漢民族の国)ではない。ヌルハチが中国人だったらマッカーサーは日本人。
世界中の歴史を見ると、人間の馬鹿さ加減を思い知らされる。日本も例外ではないはず。
日本人には、仏教思想などもあり、明治以降に多様な思想を受け容れる素地になった。
アメリカを人類共通の基準と思うと悩む。最大の軍事力を持つが異常な所が一杯ある。
日本が負けたのは、アホだったから。アホをアクに言い替えさせられているのが戦後。
世界史には殺し合いが目立つが、日本人ならそれ程でないので、改めて評価し直せる。
人類共通の世界観はできにくい。やっと世界はお互いの違いを認め合う所に辿りついた。
評論家になるには、自分の専門分野に限定せず、専門の周辺やその他まで多読すべき。
●日本人がつくる世界史・第10回-5 https://youtu.be/zA75v2Leyzk (2015年12月18日追記)
縁があると思うものは何でも読んだり聞いたりすれば、新たな見方を摂取し続けられる。
専門から出るのも必要。世間の中での自分の専門分野の価値や役割が分かるようになる。
民主主義には努力が必要。一部の専門家に白紙委任せず、皆がどんな事にも一家言を持つ。
左翼は、元々アジテーションが上手い。マインドコントロールに罹らない賢さが必要。
大衆操作が上手い為政者にとっては、民主主義は都合の良い道具、極悪の手段にもできる。
大衆操作が下手な為政者にとっては、民主主義は非常に面倒な障害になる。
民主主義は「憲政の常道」と言い替えられる。外来思想を日本流に噛み砕くのは古来の伝統。
マルクス主義も中華思想も、自分の理屈が事実と矛盾したとき、事実の方がおかしいと思う。
事実を受入れ、自分の理屈を組み替えることを恐れてはいけない。恐れたら進歩は止まる。
人間は、原理主義になりやすく、マインドコントロールされ易いと自覚すべき。
どの国も神話から始まって伝説に続き、事実に基づく歴史に移る。これを互いに認めるべき。
一つの真実と一つの評価で、歴史観を統一しようとする所から、際限の無い争いが始まる。
(教養レベルが低いまま)世界のどの国にも民主主義を入れたがるから、社会が退化する。
世界中から好かれたいと思うと弱みになる。真実が通る方が、日本国民にとっては幸せでは?
多数派の方が常に正しいというのは間違い。正しい事を世界で最初に考えるのは一人。
肩の力を抜いて、いろいろな角度から世界をみると、発想の転換ができ、人生が自由になる。
●日本人がつくる世界史・第10回−6 https://youtu.be/q3iyrlFDLU8 (2015年12月19日追記)
世界の大国は中身が腐り始めている。何故そうなったか、日本人だけがちゃんと説明できる。
歴史を動かしている元をたどっていくと、生産物の分配構造の課題にいきつく。
現在の大国も、分配の悪さが目立ってきた。この視点で古代から書くこともできる。
文化構造の発展史も大事。日本でも一時流行したものの、京都大学の河上肇以来廃れた。
その他、種々の観点で書けるが、日本はみんなトップレベル。課題は千年前に解決済み。
日本で一番大事なのは風流・芸術の精神で、江戸時代に世界の頂点に達していた。
武力で脅され不利な開国をしたが、欧米からの遅れは50年と見て、40年で追いついた。
風流・芸術の伝統素地があったから、生産力でも、武力でも追いつけた。
このように種々の観点から日本人も世界史を書けるが、現実には簡単でない。
ややもすると、専門分野に分かれ、バラバラの寄せ集めにしかならず、まとめる人がいない。
縦割りの専門家は間もなく全滅。これから大学も全滅。官僚と政治家の都合で増やし過ぎた。
明治以降のアカデミズムは、分かり難い専門家を有難がる。これは日本の伝統仏教と同根。
国家鎮護の仏教修行で大人しくさせた方が、軍事費を使って平らげるより、安上がりだった。
日本では続いたが、インドも支那も一時は国の保護で仏教が盛り上がりながら、見る影もない。
日本は、長年の間に仏教を咀嚼し、庶民の常識にまで広めた。この教養の基礎は世界一。
●日本人がつくる世界史・第10回−7 https://youtu.be/0cJnnrrffyc (2015年12月19日追記)
日本は、庶民の教養の基礎が高いから、無駄な喧嘩はほとんど無い。裁判所も少なくて済む。
各論の細かい事を研究して教える先生はいても、大きく纏められる先生がほとんどない。
大きく纏める訓練が足りないから、マスコミが流す情報も、賞味期限が今日限りのものばかり。
550校も大学を造り過ぎ、学生が足りない。経営が苦しくなって合併を進められている。
設置から細かく口を出し、教授の承認から事務局人事、財務まで全て文部省が支配。
許認可ずくめにしておきながら、これほど沢山の大学を造り過ぎたのは、文部省の罪。
赤字の力で、改革を進めるのが、日本では通し易い。
外国のように大学に寄付する大金持ちが、日本にはいないので、役所の補助金頼りになる。
良いものがあれば、皆でお金を出し合って支える習慣が育っていない。(戦後廃れた)
昔のヨーロッパの大学は、経済的にも自立していた。学生の自主運営や街興しの活動だった。
昔のチベットも、豪族が自分の菩提寺に、競って有名な僧侶を招き、街興しに役立てた。
ヨーロッパでは、教授の方にも、自分の受講生を増やそうとする意欲が、伝統的にある。
文部科学省には、不合理な口出しで、授業をつまらなくする悪弊がある。
●日本人がつくる世界史・第10回-8 https://youtu.be/5_kF93_n9YM (2015年12月19日追記)
文科省が許してくれないのを口実に、工夫を怠る先生もいる。逸脱だと批判する新聞もある。
新聞記者は、善悪判断の責任が自分には来ないよう、他者にかこつけながら批判する。
新聞記事を批難して理屈を言うと、誰かを処罰することになるが、赤字なら波風立たない。
今年(2014年)から始まる教育大改革で、みんなの意識が大きく変わる。
大正9年の教育大改革が、いまだに影響している。この改革は国民の要望によるものだった。
明治時代は予算不足で大学はあまり作れず、実業の人材育成のために専門学校を作らせた。
大学は、欧米並みの卒業生を出すのが目的で、アカデミズムを目差した。
大学卒が出世できたので、国民の要望で、大正9年から専門学校の大学移行を認めた。
第1次大戦でヨーロッパが疲弊した一方、日本は戦勝国になり自信を高めた時代だった。
今と大正9年は似た状況。安倍首相の地球儀外交で、日本の立場はメキメキ高まっている。
来年2015年からは、世界は日本を評価し、日本に学ぶようになる。
国民は、政治家に頼り切りにならず、自分に出来ることを行い、政治家の応援もすべき。
ネット配信動画で、双方向に考えを伝え合える環境が整い、これから良い変化が起きそう。
ワシントンにいた時は、月1回の講演会を行い、投げ銭制で1回1500ドル程集まった。
(案内チラシを3千枚配布して3百人集まり、一人平均5ドル)
日本では参加無料が多いので、努力して自分から考えたり、智恵を探す人が減る。
これでは、日本は良くならない。自業自得で、潰れてしまう。
●日本人がつくる世界史・第10回-9 https://youtu.be/0MdU7lxwU4M (2015年12月19日追記)
歴史教科書は書き方が悪く、読んでも退屈する。他の手段で世界観などを大いに学ぶと良い。
学校で偏向教育を受けても、親が本当の事を話せば、子供は悪影響を受けない。
戦前の(国語の)教科書は、読んでいて、心が清々しくなる。
紹介:いま日本人に読ませたい「戦前の教科書」、日下公人著、2013年、祥伝社
大正時代は、ほとんど小学校卒で、進学しなかったが、内容はそれだけ厳選されていた。
日本はこれだけで、世界で一番強く賢い国民になれた。この事を他国は思い出させたくない。
「教育勅語」については、マッカーサーは許容したのに、衆議院の議決で廃止された。
教育勅語は天皇による押付けではなく、石門心学に基づく町人道の伝統的教えだった。
これから保守層は、責任を恐れて受け身に甘んじるのでなく、先手を打つようにすべき。
●日本人がつくる世界史・第11回 https://youtu.be/GD1f4fXryY4 (2015年12月19日追記)
今日は、結論から始める。(重箱の隅をつつく事が目的ではない)
この千年間、日本社会の方が、人類の最先端だった。(ようやく世界が日本に近づいてきた)
自分達がリードする領域が世界だと思い、書いた歴史が世界史になった。(ギリシャも漢も)
明治時代に、東洋史と西洋史をそっくり入れたきり、縦割りの専門分けが続いている。
昔は、総合的な見方を持った人は、自分のお金を出して、他の人に学ばせ、報告させた。
自分が理解したい事が分かれば充分で、ノーベルとかに褒められたいとは思わなかった。
自分の中に基準が無い人は、他人に褒めてもらいたがり、他人の評価を基準にする。
(内部評価で)固定給をもらい始めると、内輪喧嘩が多くなり、他流試合をしなくなる。
/
日本は、唐・天竺の教えを本当に良く消化し、虚心坦懐に学んだから、追い越す人が続出。
遣唐使を廃止した頃から、日本は、アイデンティティーを持つようになった。
唐の王朝は、中央アジアの出身で、広い情報網を持ち、開明的国風だったが、それも70年。
則天武后が政権を握ると、同じ国名でも、国風も統治も変質。菅原道真はこれを見抜いた。
軍閥は、言葉の通じる同じ部族で固まり、各地に派遣されると、皇帝に従わなくなった。
軍閥は、互いに牽制し合うばかりで、皇帝になろうとせず、形式だけの唐王朝が二百年続いた。
中華人民共和国も、今後バラバラになっても、国名を変えないだろう。(岡田英弘談)
社会主義を捨て、国柄を変えたときも、国名は変えなかった。それが支那人。
支那は国内で話し言葉が通じなかったので、独裁皇帝でしか国を保てなかった。
科挙で選抜した、皇帝直属の知事を地方へ派遣し、徴税から裁判まで請け負い制で行った。
知事は出身地には送られず、漢字の分かる現地人を通して支配したので、独立を防げた。
国の運営のどこまでも、実質的には親分子分的な繋がりに頼る人治社会。法治社会ではない。
(法の下の平等がない)支那への、日本の正しい付き合い方は、敬して遠ざかること。
日本が間違えた事を、何処で間違えたかを知り、易々と騙されないようになって欲しい。
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日本の政府の支配方法は、戦前は地主を通していたが、戦後は配給経済で恩に着せて支配。
戦後もなぜ国家を信用したかと言えば、国営事業。この恩恵は、貧乏人にも手が届いた。
20世紀に、世界中に社会主義や計画経済がはびこった理由でもある。
戦後の北朝鮮も、中共も、戦前の日本の投資を元にして、国民に恩恵を配ることができた。
日本の敗戦直後、ソ連は満州を押さえた。朝鮮戦争後、スターリンの死去で中共に渡した。
中共は、武器購入の為に、満州か新彊をソ連に売り渡すことまで検討していた。
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菅原道真も空海も偉かったが、当時、日本の知的レベルが、唐天竺を超えていた。
今の学者がそう考えないのは、優位戦思考ができず、卑下する事しか知らないから。
千年前から、実は日本は先進国で、何もかも進んでいた。その精神で歴史を書くべき。
江戸時代末まで、世界の殺し合いに巻き込まれなかったのは幸せだった。卑下する必要無し。
学校で洗脳された人達は、そう思えないように仕組まれている。
今の学校は教育業者であり、真理追究の場ではない。行った教育を有難く思うように仕組む。
今の若者は、大学に対しては、適当にしか付き合わない。他の所では身銭を切って一生懸命。
いまや、大学のような、角張ったものを造る必要は無い。角張った組織は駄目になる。
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ヘロドトスと司馬遷の後の世界史は、イギリス人が作った。
今、アメリカ人も真似をしているが、非常に程度が低い。
ハンチントンの「文明の衝突」は、彼が属した中央官庁の作文。自分達の売り込みレポート。
何日もかけたハンチントンのセミナーに、日本の大学教授が大勢集まった。アホばかり。
文部科学省は、大学に手を出すのは止めた方が良い。小学校だけしっかりやれば世界一。
人間の潜在能力は高いのに、日本の教育は和を強調する余り、この発現を抑え込んでしまう。
庶民の向上心や向学心が強い点につけ込み、文部省はいい加減なアカデミズムをやった。
プラグマティズムのビジネスマンは、いい加減なアカデミズムには乗らない。
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イギリス人は、先行していたスペインを貶める歴史書を、スペイン人に書かせた。
同様に、中共も欧米も、日本を貶める歴史書を日本人に書かせようとしている。
40年前(四人組失脚後)の中共は、どこへ行っても「日本に学べ」だった。
当時の人民服の生地はビニロンだけ。その後、階級により差がつき始めた。
来日の際、(正しくは)趙紫陽首相が、初めて背広を着たら大騒ぎになった。
この直後、軍部が、教科書問題を口実に、ケ小平潰しと日本叩きを始めた。
参考⇒ 岡田英弘著作集第5巻 現代中国の見方、2014年、藤原書店
1905年に科挙を止めて、大量の留学生が来日し、教科書から近代用語まで持ち帰った。
中国が近代化を速められたのは、日本のお陰。
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イギリス人は、白人とキリスト教中心の文明観を世界に広げた。
大学で勉強すると、この文明観の中毒になりやすい。戦後は、中毒への抵抗も止めた。
文部省が教え込んだ先入観を潰した後でないと、真相を読み取れない。時間がかかる。
枠組みの中に一度入ってしまうと、これを取り払って再出発するには勇気が要る。
日本人に目覚めて欲しい。自分達の社会がいかに立派か気付き、この維持を決意して欲しい。
大抵の国は、既に日本を尊敬している。マスコミや既得権者は、この否定にやっきになる。
中韓が愚かな反日を続けていれば、いずれ日本人も、目が覚めるだろう。
中韓は、政府は支配力維持の為に反日を続けるが、庶民はこのカラクリに気付き始めている。
日本は、外人への差別・迫害が世界で最も少ない。外国人が成功する苦労を比べると分かる。
●日本人がつくる世界史・第12回 https://youtu.be/qJ7u9XCOtV8 (2015年12月19日追記)
日本人は、自分達が世界史を書いても、外国人は読んでくれないと思い込んでいる。
世界に影響力を持っている国で、世界に影響力のある人物が書けば、みんな読む。
第1次大戦後、米国のウィルソン大統領の理想主義は、世界中で読まれた。
日本も追随したが、ウィルソンの方は口先だけだった。
世界に民族自決を焚きつけ、混乱させた一方、自国の議会を説得できなかった。
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アメリカは大衆文化を創り、日本は追随できた。ヨーロッパは階級文化。産業に差が生じた。
大衆文化でも、日米には違いがあり、日本流に改良した方が売れた。
環境変化への対応や改良・改善を怠ると、ディズニーと言えども、うまく行かなくなる。
GHQの占領政策が、これ程うまく行ったのも、日本に素地があり日本流に実施したから。
アフガニスタンでも、イラクでも、アメリカは自己流を押し通そうとしたから失敗した。
失敗すると、モンゴル帝国がどうして異民族支配を成功させたかという研究に金を出した。
アメリカ人の歴史解釈は、全くお粗末。
/
人種差別を受けた歴史は、日本人なら冷静に書ける。差別された事を超越しているから。
原爆でも、しつこく怨む輩は反米左翼になったが、大抵の日本人は、あっさりしていた。
外務省は人種差別への対応が悪い。(植民地での現地人幹部の如く、お高くとまっている?)
あっさりしていても良いが、外国人の嘘に騙され続けるのはマズイ。真相は書き表すべき。
/
他人の評価を基準に、自慢したり、自己評価するのは、大学や高校の教え方が変だから。
有名校で良い成績をとった人は、その後勉強しない。新しい智恵が頭に入らなくなる。
優等生でない人の方が後々の人生で成功する。まだ足りないと思って勉強するから。
この頃は、教科書より良い本が新しく沢山出るので、それを手当たり次第読んだら良い。
何の分野でも、本を10冊読んだら、学者に近いレベルになれる。
/
日本人は、人種差別を超越したが、東南アジアはまだこれから。
戦時中の教育で、東南アジアにも、自国意識、自主独立の意識がなんとか芽生えた。
今でも自信がないから、東南アジアは、日本の教育を伏せ、欧米におもねる。そのうち忘れる。
アジア諸国は日本が負けたのが罪と言うが、勝ってくれていたらと言うのは、まだ甘え。
敗戦直後、独立を促されたとき仲間喧嘩している内に米軍が来たから、朝鮮は南北に分裂。
/
オバマには友達がおらず外交下手。習近平も同じ。マスコミは安倍外交の成功を報じない。
大事な外交・防衛政策が、2014年総選挙で全然議論されなかったのは、小選挙区制だから。
安倍外交で友好国が増えた。今まで礼儀正しく国を営み、豊かになってみせたことが下地に。
中韓の反日は、左翼マスコミが双方を煽って増幅していた。
世界の歴史を見渡しても、日本ほど、自分達で富を生み出し、世界に配ってきた国は無い。
日本が甘やかして金を配るから相手の性質が悪くなる。東日本大震災で少しは諦めてくれた。
/
マスコミは人口減少を問題にして煽るが、江戸時代の人口を考えれば、大した事ではない。
一つの現象に対して、解釈は何通りでもできる。
一つの解釈を押し付けようとするのは、そこに下心が隠れているから。
良いモデルがどこかにあると思うと間違える。自主独立の精神で、自分の頭で考える。
/
人種差別を怨みから書いた本など、誰も読みたがらない。冷静に書けるのは日本人。
イギリスとドイツで人種差別をしみじみ体験した。ヨーロッパ人はアジアを見下している。
物見遊山でも武者修行でも良いから、欧米の実態を体験してみた方が良い。
日本のODAは、相手の要請と相手の基準で行うが、本当は日本を敬う相手に配るべき。
欧米のODAは、相手国にある自国の利権を守る為で、政権に対する買収でしかない。
/
日下先生との対談で、いっぱい吸収したので、いつかは歴史書に結実したいと思う。
宮脇作の歴史書が出来るのを待つだけなく、自分でも勉強し、自分でも考えて欲しい。
自主独立の気概と、幅広い関心と、柔軟な思考を持てば、マスコミの嘘には騙されない。
参考図書⇒「新しい日本人」が創る2015年以後、日下公人著2014年、祥伝社
/
敗戦後、米国の言いなりで投げやりな外交官が多いから、外務省が本来の仕事を怠ってしまう。
政治家が外交を勉強し、気概を持って頑張れば、外務省の中にも、頑張る外交官が出てくる。
/
自分の母親が偉くないと思い込むのは変。日本は昔から男女の能力差が極めて少ない。
以上です。最後までお読み頂き、ありがとうございます。
●全体の振返り - - - - - - (2015年12月30日追記)
〜〜 混迷する世界を照らす、日本の光 〜〜
敗戦から70年経た今年、大きな歴史の転換点にいると感じます。
GHQ史観の洗脳やマインドコントロールから目覚める人々が、急速に増え始めています。*
2011年の東日本大震災を境に、古来から受け継がれてきた日本人の精神性が評価され、
今では、バラエティー番組に取り上げられ始めたことも、この目覚めを助けているでしょう。
テロとの戦いは、欧米流ではどうにもならなくなり、EUへ押し寄せる難民、ユーロ危機、
中共では、軍事膨張が南シナ海や東シナ海を混乱させる一方、経済は崩壊に突き進み、
アメリカは、経済は回復傾向にあるものの、政治状況は劣化する一方です。
今、世界のどの国々も自信を喪失し始めています。
これから迎える2016年は、世界の混迷が益々深まっていきます。
その一方で、日本は自信を取り戻して行くことになるでしょう。
世界の期待は、日本に集まって来るように思います。
多分、これから、世界の歴史は、日本を軸に、大きく転換して行くでしょう。
日本人一人ひとりの覚悟が試されるときです。
未来に向け、日本が変われば、世界が変わります。
私達、日本人の日々の営みが、少しずつ変わっていくことが、世界を変えることになります。
新しい歴史観に目覚める日本人が、どんどん増えて行くことを、切に願います。*
- - - - - - - - -(上記「*」印2行、2016年1月10日修正)
●日本を悪者にしたい諸国 - - - - - - (2016年3月10日追記)
〜〜 他国がうらやむ光の源 〜〜
ユーラシア大陸では、民族同士の熾烈な戦いや支配、隷属、逃避が、長く繰り返されました。
ユーラシア大陸の文化の根底には、自分の主張を他者に押し付けるせめぎ合いがあります。
これを公衆の前で行い、白黒をつけ、第三者の皆にも認めさせる。この為の場所もありました。
当事者同士だけなら、最後は口喧嘩から、腕力勝負の喧嘩になるかもしれませんが、
仲裁役を立て言い分を整理し、解決案をつくる過程で、論理性が培われてきたのでしょう。
これにより、裁判制度が発達したとも言えます。
(日本にも類似の制度が領主の下にありましたが、事を荒立てるのは、恥という文化です。)
基本的には、相手の事などお構いなしの、自分本位のせめぎ合い文化です。
勝った方が正しく、負けた方に悪かったと認めさせるような、野蛮さが根底にあります。
だから、民族浄化も、奴隷支配や植民地支配も平気で、つい70年程前まで続けてきました。
日本では、戦国時代でも、このようには、しませんでした。
すでに千年以上前、古事記・日本書紀編纂の頃には、そんな状態を卒業していました。
卒業したと言うより、そもそも、一万年以上続いた縄文文化は、せめぎ合いではなく、融和的。
弥生時代が始まった後、少しの間、崩れかけただけでした。
だから、日本文化は、大陸文化とは全く異質なものになっていました。
明治維新の後、富国強兵を成し遂げて、海外進出しても、海外の支配地域でも、融和的です。
欧米の植民地とは、似ても似つかぬ、穏やかな社会が構築されました。
でも外国には、日本が酷い植民地支配をしたという、空想の物語りを広めたがる人達がいます。
意図的に、日本を悪者に仕立てて、難癖をつけたり、隷属支配しようとします。
こうした、空想的な悪評は、放っておくと、どんどん広められてしまいます。
今、ようやく人類は、70年前まで続いた、こうした野蛮さから卒業しかけている段階である為、
他の先進諸国は、日本のことが妬ましくて仕方が無いのです。
だから、嫌がらせも広まり易いですが、一々腹を立てていたら、精神衛生上宜しくないです。
そうした諸国の内心を思いやりながら、したたかに、粘り強く対処していきましょう。
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