追加説明:般若心経の『観自在菩薩』とは - - - - - - - - - - ( 2015年11月14日追記)
般若心経の冒頭に「観自在菩薩」(あるいは「観世音菩薩」と表わす場合もあります)とあり、
この菩薩の「観自在」とは、ウィキペディアによりますと、
『智慧をもって観照することにより、自在の妙果を得たるを意味する。』とのこと。
この解説文章だけでは、何を表わそうとしているか、分かり難いですね。
智恵:物事の筋道がわかり、うまく処理して行ける能力。
仏教の真理に即して、正しく物事を認識し判断する能力。
観照:本質を見極める。対象の本質を客観的に冷静にみつめること。
自在:思いのまま。邪魔するものがなく思うとおりになること。
仏・菩薩が望むとおりに物事をなしうること。
妙果:善根功徳によって得られるすぐれた果報。
生身の人間には、観自在など、とうてい出来そうもない事に感じられます。
しかし、般若心経の『空』とか『色』とか、それが何なのか理解に近づくには、
こうした『智恵をもって観照する』状態に出来るだけ近づく必要があると思います。
だから、その時代の最新知識も取り入れながら理解するよう、努力すべきだと思います。
現代では、最新の物理学、心理学、論理学なども仏教理解に役立てたいと思い、
『超弦理論(超ひも理論)』を取入れるのは、正しい試みだと考えています。