<第3章-2> 4次元と7次元への分裂
宇宙が始まるとき、とてつもなく大きな爆発「ビッグバン」があって、その勢いで宇宙は、
今も広がり続けていると言う話は聞かれた事があるかもしれませんね。
このビックバンが起こる直前、宇宙は、小さな塊でした。
全宇宙が凝縮しているのですから、ぎちぎちで、動こうにも動けません。
空間が無いのとほぼ同じです。
動けないということは、何も変わらないので、時間が流れていないのとほぼ同じです。
時間と空間すなわち4次元が小さく縮こまっています。
7次元は、元々から縮こまっていますから、
この状態では、4次元と7次元が一体になった、極小の11次元が宇宙の全てでした。
言ってみれば、宇宙の卵です。
それが、ビックバンで弾けたとたん、4次元と7次元に分かれ、
4次元は、空間と時間の広がりを持ち、
7次元は、それ以外の何かを抱えたまま、散り散りになって素粒子に貼り付き、
宇宙全体に分散しました。(参考書106、102)
ここで大事なことは、元々一つの極小な塊だったものが、
二つに分かれ、一方は、無限とも思える広がりを持ったのに、
一方は、小さな極小のまま、無数に分かれ散り散りになって広がったということです。
散り散りになった7次元は、ばらばらに分解したのではなく、
無数にコピーを繰り返し、無数の極小の弦(ヒモ)となって、全宇宙に広がっています。
コピーだから同じものなのですが、様々な振動をしているので、その振動の様子によって、異
なる性質を持ち、何百もの素粒子を構成しています。
修正:2009年9月1日
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