過去も未来も、閉ざされてはいません。
明るいか、暗いかも定まっていません。
過去も未来も、今、現在の決意によって、大きく変わってきます。
(参考書307)
過去は、書き換えられないと言いますが、
事実としては、変えられないでしょう。
しかし、それをどう解釈するかによって、事実の意味は、大きく変わります。
未来には、無限の可能性が広がっているかのように言う人もいれば、
運命は、定まっていて、動かしがたいと言う人もいます。
無限の可能性というときは、現状や過去から、逃避しているだけかもしれず、
定まっているというときは、考える事を停止しているだけかもしれません。
原因があって、結果があると言う因果関係は、変わりません。
過去の事実の持つ意味から、神様の示唆を読み取り活かす、
あるいは、今、起きている事から、神様の示唆を読み取り活かすことができたなら、
諸法則の絡み合う力関係に分け入って、未来の可能性を切り開くことができます。
未来の可能性を切り開こうとするのは、現在の決意です。
神様の示唆を読み取ろうとするのも、現在の決意です。
未来に少しでも可能性があると考えるなら、
現在の決意によって、新たな因果を創り出し、求める未来に近づくことができます。
過去や現在から逃げていては、神様の示唆は受取れず、未来の可能性は狭まります。
未来を考えなければ、現在の決意も固まらず、過去の意味は、いつまでも変わりません。
修正:2009年8月11日
【強い思いは伝染する】 ・・・・・・・・・・・・・(以下、2014年4月24〜27日追記)
自分の運命、世の中の運命は、変えられると思いますか?
大勢の人達に伝染する程の、芯の強い思いを練り上げ、
さり気なく漂わせ続けてみては、如何でしょう?
自分の行動が変わるだけでなく、
大勢の人に伝染し、新しい運命が開けるのではないでしょうか。
【時間と空間の関係】
私たちが生きているこの時空間は、時間を一つの軸とし、空間を一つの軸に置き換えると、
二つの軸で表せる一つの面になります。(グラフに、縦と横の軸があるようなもの)
4次元場です。(膜のようなものを思い浮かべください。チューブ状の膜でも表わされます。)
参考:「表裏一体の空と色」
参考:「宇宙に終わりはあるのか」(動画)
(前半)https://www.youtube.com/watch?v=_OaqyLPfrbY
(後半)https://www.youtube.com/watch?v=sVCTj-vEK5o
前半34分の辺りで、私達の宇宙と時間との関係がチューブ状に表わされています
チューブの縁の線が宇宙の広さを表わしています。
宇宙全体の大きさは有限ですが、どんどん進むと元の場所に戻る地球表面のように、
途切れる所がありませんので、チューブの縁、円状の線が、宇宙を現わしています。
中にはめ込まれている宇宙の絵は、便宜的なものであり、本来の主旨とは異なります。
私たちの生きているこの空間(3次元空間)は、
この4次元場の中の時間軸に沿って伝わる一つの波のようなものにたとえられるでしょう。
4次元場の中、空間は、波が来るまでは存在せず、波と共に現れ、去ると消えます。
4次元場の中で、過去、現在、未来の空間は、一枚板のようには接続してはいないのです。
4次元場自体は、宇宙誕生の時点において、遠い未来の分まで出来ています。
場の存在も、この中を進む波としての空間の性質も、誰にも変えられません。
この意味では、運命は誰にも変えられません。
しかし、場の中を進んで行く波が、具体的に細部に渡ってどんなものであるかは、
最初から決まっている訳ではなく、不確定です。
【タイムトラベルや予言】
4次元場の中に、波が一つしかないとしたら、タイムトラベルは出来ませんが、
音波のように、波として幾重にもなっているとしたら、タイムトラベルは不可能ではないでしょう。
ただし、タイムトラベルが可能だとしても、それは、私たちの空間の過去へ行くのではなく、
別の空間に行くのに過ぎません。
似ている所も多いでしょうが、違っている部分も沢山あるはずです。
何両も連ねて走る列車のようなもので、窓の外の景色、即ち4次元場は変わりませんが、
一つ一つの車両の中で起きている事は、別々の事柄です。
細部まで同じなら、私たちの運命は、生まれた時から決まっていますが、そうではありません。
一人ひとりの人間の運命などは、4次元場の中を伝わる一つの波の中では、
さざ波の中のさざ波、見えない程に微細なものかもしれず、
宇宙開闢の頃から決まっている訳などあるはずもないです。
従って、そんな小さな波を、予め言い当てることは不可能です。
せいぜい、起きる確率について言うことができる程度でしょう。
この意味で、私は、運命論者ではありません。
私たちの宇宙の法則に則っている限り、運命は変えられます。
【運命は変えられる】
世の中のウネリは、4次元場の中を伝わる一つの波の中では、さざ波位にはなるでしょう。
とは言え、一人の力では微力過ぎてどうにもなりません。
でも、大勢に伝染していけば、ウネリさえ変える力になるでしょう。
だから、自分の運命、更には世の中の運命を、良い方向に変えたいと思ったら、
恨みや妬みなど、マイナスの思いは、まず捨てましょう。
マイナスの思いが強いと、その思いが伝染して、運命は悪い方向に進みかねません。
助け合い支え合うことの喜びや感謝が、人間本来の心、本能のエネルギーです。
この本能を基に集団を作り、何百万年もかけて進化してきたのです。
喜びや感謝の気持ちが少ない所では、
人の心も体も、集団内の繋がりも、良い循環が失われ、
エネルギーの消耗が激しく、生気が失われていきます。
不自然でなく、理に適っていて、喜びや感謝にあふれたプラスの思いを練り上げ、
倦まず弛まず、さり気なく思い続けていける場所をつくりましょう。
自分の行動が変わるだけでなく、大勢の人達にも伝染し、
自分にも、周りにも、エネルギーが溢れ、生気が満ちて来て、
一人ではどうにもならない事でも、多くの協力者を得て、
運命は、ひとりでに、より良い方向に変わっていくものと信じます。