・・・・・魂のルネッサンス 心と魂の解放 ・・・・・
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<第6章-5>     智恵をさずかる準備

自然の理、即ち慈悲の7次元DNA(あるいは、阿弥陀様)に、
心をゆだねる事を、「絶対他力」「他力本願」と言います。
一見すると、自己責任を放棄した無責任な態度の様でありますが、
何もしないと言うことではありません。
流されるままになると言うことでもありません。
自然の理を素直な心で感じ取る為の準備体操のようなものです。

私の様に、自然の理に反した育児などを受けた為に、
心に傷を残している人、
温かい愛情や好意を自然に受け止められず、いつも心に寒風が吹いている人、
抱き癖をつけてはならないとして、安全・安心の体感覚から遠ざけられて育った人、
このような人は、時々、慈愛を疑似体験して心のバリアを解く必要があります。
それが、「心のリセット」であり、「他力本願」です。
私の様な人が、真に前に進むには、この道しか無いと思っています。

私の様な人には、苦言や忠告は、心の傷に塩をすり込まれるような痛みになります。
これを素直に受け入れるのは、とても辛い事です。
普通の人より懐疑的で、防御的になっています。
無意識のうちに、苦言や忠告を戯言として見下し、今までの自分を守ろうとします。
単なる提言でさえ、自分に変化を促しそうなものには、警戒します。
そうやって、自分の傷口を守ろうとします。
変わること、素直になることに恐れを抱き、身を固くしてしまいます。
ホメオスタシスの心理です。
これでは、苦言や忠告、提案に込められた、
せっかくの「自然の理」を聞き逃してしまいます。

今までの自分、今までのやり方へのこだわりを一旦切り離し、
自然の理を受け止めるには、この恐れを克服する心の準備が必要です。
ひと時、「心のリセット」や「他力本願」に心の全てをゆだねる事は、この準備になります。
今の私には、これしかないと思っています。

修正:2009年8月10日





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