<第3章-3> 色としての4次元
私達が毎日を過ごしているこの世界は4次元の世界です。(この世)
ここでは、時間が流れ過ぎて行き、空間が広がっています。
それにつれて、物が移動したり、変化したりします。
生まれたり、消滅したり、存在するとか、しないとかを語れる世界です。
光が飛び交い、これによって、物を見ることができます。
「色即是空、空即是色」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
そうです、「般若心経」の一節ですね。(参考書211)
どんなに恒常・安定を願っても、止まることなく、生成流転していく、
いわゆる「諸行無常」の世界、
この、眼前に広がる4次元の世界こそ、般若心経で言う「色」に相当します。
目で見、耳で聞き、鼻で嗅ぎ、触ることができます。
舌で味わうこともできます。
物質が様々に動き回り変わっていく、いわば、舞台です。
修正:2009年9月1日
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