魂の大河
いずれこの世からは消えていく身。
この世に生を受けた瞬間から、誰も避けられないこと。
自分の中に、少しずつ、少しずつ、
真珠を育てていくように、魂を育てていく。
少しずつ、少しずつ、思い出を受け渡していくように、
色々な人達の魂に、自分の魂を受け渡していく。
やがて消えゆく時まで。
それが、私の生きていたことの証。
人の世は、魂の大河。
私の魂は、大河の中のほんの一滴。
でも、その一滴一滴が集まって、大河になっている。
きれいで澄んだ一滴も、汚れて濁った一滴も、流れ込んでゆく大河。
特別な一滴は、一滴でしかない。
それだけでは大河にならない。
平凡な一滴一滴が、集まって大河となる。
平凡な一滴、一滴がきれいになっていけば、
やがて大河はきれいな流れになっていく。
私は、そんな大河の一滴になりたい。
参考
魂への想いが良心を守る
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